大阪市をよくする会

市民講座「環境・健康都市大阪へ」開催される

[2009.11.27]-トピックス
P1010221.JPG11月26日、いきいきエイジングで、藤永のぶよさん(おおさか市民ネットワーク)を講師に市民講座が開催され、31人が参加しました。パワーポイントを使って、写真やグラフなどのデーターが映し出されながらの話しが理解を深めました。12月のCOP15を前にした講演であったことから、環境問題を深めようと参加者は熱心に話しを聞きました。気温上昇を2℃で止めることが国際的目標となっていることから2020年には排出量を25~40%減らすべきと警告させている課題を、南極や北極などの氷床が崩落している生々しい写真などで話されました。話しのなかでは氷が溶ければWTCの3階部分まで海面があがることや、大阪市内の大半が水没するシュミレーションが示されました。排出ガスの大半が電気やガス事業者、大手製造業がであること、政府は削減努力を徹底していない問題が指摘されました。ヨーロッパでは太陽光など自然エネルギーを徹底して活用する施策や税制が取られていることなどを紹介され、民主党新政府も原発政策になっている点も指摘されました。質問では、大阪市の分別収集、とりわけプラスチックが実際にどう処理されているかなどに藤永さんは丁寧に答えました。平松市長は、森ノ宮清掃工場を閉鎖する立場から立て替えに固守していますが、藤永さんはプラスチックは市民が思っているほど実際にはリサイクルさえていない、ヨーロッパのようにプラスチックを使わない政策が日本に必要だと訴えました。