大阪市をよくする会

“橋下派”22人が新会派 府議会、府市再編へ結成

大阪府の橋下徹知事が掲げる府と大阪市の解体・再編構想に賛同する府議22人が1日、新会派「大阪維新の会」を結成した。橋下氏が代表となり19日に立ち上げる同名の“新党”に参加し、構想実現に向けた活動を本格化させる。府議会では30人の自民、いずれも23人の民主、公明両党に迫る第4の勢力となる。

 橋下氏は同日の記者会見で「当選したいからではなく政策一本の集団で、本来的な政治グループ。とてつもないパワーを発揮するのではないか」と期待感を表明した。

 新会派の浅田均代表も記者会見で「22人は(橋下氏という)卓越したリーダーを中心に、大阪が復活できる最後のチャンスだという思いを共有している」と述べた。大阪空港の中長期的廃止や府議会の定数の大幅削減でも一致しているという。

 19日に結成する新たな政治団体では府議、大阪市議の候補者を公募する方針で、橋下氏は「来春の統一地方選に向けて突進していく」と、府市再編に向けた思いをあらためて強調した。

 新会派22人のうち、最大会派の自民党府議団からの離団が19人、民主党から1人、諸派2人。自民党は橋下氏の就任以降49人から30人まで減少したが、離団者の大半は党籍を残したままとなる見込み。

2010/04/01 18:53   【共同通信】