大阪市をよくする会

大阪都の税収、地域で使う 橋下新党、民主を強く批判

 大阪府の橋下徹知事は21日の記者会見で、自らが代表のローカルパーティー「大阪維新の会」で掲げる大阪都構想に絡み「大阪市、堺市、周辺都市が特別区で一つの都市になれば、そこで上がる税金を一つの固まりとして、そのエリアで使う」と述べ、大阪都での地方税収は地域内の行政サービスに充てるべきだとの考えを示した。

 橋下氏は「根本的には地方税はその地方で使うべきだ。一定の都市の中でみんなで分けて使うのが本来あるべき姿」と指摘した。

 大阪市の平松邦夫市長が「関西州(の実現)に向かってほしい」と批判していることについては「道州制は大阪都の何万倍もエネルギーを使わないと実現できない。(平松氏が)どのような形で関西州を進めようとしているのか是非聞かせてほしい」と反論した。

 大阪維新の会に参加した民主党出身府議が離党したことについては「民主党は会派を出ることになれば、除名だとかそういう話になっている。非常に中央集権的」と強く批判した。

 橋下氏は自民党府議には党籍が残っていることを挙げ「国政レベルの党と地方レベルの党は違う。次元の違う話だから重なっても問題ない」と強調した。

2010/04/21 19:22   共同通信