朝日新聞は 1月9日、次の報道を行いました。
大阪府の橋下徹知事は9日、大阪市の第三セクター所有の超高層ビル「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)への府庁移転を推進する専従チームを発足させた。「今までの城主の怨念(おんねん)がこびりついている府庁から、城を替えさせてほしい」と担当職員を激励した。
発足したのは庁舎移転構想推進チーム。職員11人がWTCビルの買い取り価格や防災機能の検討、庁舎移転を含めた都市構想をまとめる。
橋下知事は大阪城をのぞむ府庁を「城」にたとえ、庁舎移転が職員の意識改革や経済対策につながると強調。「今年、国の形や行政のありようが大きく変わる。大阪の行政が変わったという象徴としてWTCへの城の移転を絶対に実現したい」と述べ、2月議会に向けて府議会を説得する考えを示した。
府議会には「ここは豊臣秀吉の時代から大阪の政治・行政の中心地」と現在地からの移転に反発する声も根強い。