毎日新聞は3月6日、次の報道を行いました。
◇知事は改めて意欲
2月府議会は5日の一般質問で、引き続き大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転案などについて審議。宗清皇一府議(自民)が「府庁ではなく、大阪市役所がWTCに移転した方がベイエリアの開発は現実味が出る」と指摘したが、橋下徹知事は「市の移転を待つだけでは大阪の発展はない」と府主導での大阪のまちづくりに意欲を見せた。さらに、「大阪市は市民の利益しか考えていない」と市の姿勢を批判した。
宗清府議は、移転後のまちづくりを示す府市の共同都市構想について、「既存の計画とほとんど変わらない」と指摘し、府市連携を疑問視した。
橋下知事は「平松邦夫市長には、一緒に大阪を変える意気込みはある」と“友好関係”にあることを改めて表明。しかし、市議会の同意が得られないことを理由に、市のWTCへの移転は困難との認識を示した。
◇府市の水道統合「値上がりない」
府市が進めている水道統合協議を巡っては「府が事業体として提唱する一部事務組合方式では、値上がりする」と大阪市が主張している点について青野剛暁府議(同)が質問。伊藤誠・水道企業管理者は「給水・供給原価は将来低減するので、値上がりにつながることはない」と明言した。