毎日新聞は4月11日、次の報道を行いました。
大阪市は10日、梅田▽京橋▽なんば▽あべの▽あべの西南--の各市税事務所で、固定資産税・都市計画税の納税通知書の作成ミスが9件あり、うち2件で本来の所有者以外に課税し、約6万円を誤徴収していたと発表した。
税を巡るミスは先月にも2件発覚したばかり。市は陳謝したが「ほかにも誤徴収の可能性がある」とし、08年内に所有権の移転などがあった15万件の納税通知書について調査する。
発表によると、土地と家屋の固定資産税・都市計画税の納付を求める09年度の「納税通知書」約80万通を4月1日に発送したところ「所有していない土地・家屋に課税されている」などの苦情が寄せられた。
所有権移転や新築の登録で納税者を特定して、納税通知書を作成・発送する際、職員が台帳番号などの入力を誤ったり、移転処理そのものをしていなかったことなどが原因。9件の通知書には、土地家屋など別人の個人情報も記載されていた。
09年度の通知書による誤徴収は現時点で発生していないが、京橋、なんばの各市税事務所で、08年度分の両税の誤徴収が各3万円分あった。
会見での公表分のほか、08年度にも計6件の納税通知書作成ミスがあり、うち1件で07年度分の4000円を誤徴収していた。