読売新聞は5月20日、次の報道を行いました。
WTC損失補償に備える
大阪市は19日、米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(此花区)を運営するユー・エス・ジェイ(USJ、東証マザーズ)の株式公開買い付け(TOB)に応じ、保有する全20万株を売却することを正式表明した。発行済み株式の9・23%に当たり、買い付け期限の21日までに申請する。
市は「USJは臨海地域の活性化に一定の成果を上げ、市の役割は果たした。TOB成立時の財政メリットも大きい」と説明。会社更生手続き中の3セク「大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)」の債務処理後に求められる、損失補償に備える狙いもあるとみられる。また、市が1998年以降、アトラクションの建設補助で同社に貸し付けた計160億円についても、7月末までに一括返済される見通し。